いきなりですが、認知症予防にタバコが利く!
という話を聞いたことはありますか?

私は昔タバコを吸っていたのですが(今は吸っていないです)
何度か聞いたことがあります。

タバコは体には良くないけど、認知症予防になるから吸ってる!
という方もいると思います。

ですが・・・
ここで残念なお話です。

最近の研究だと、認知症にタバコは悪影響があるというのが有力な説になっています。

え?なんで?どういうこと?

と思う方もいらっしゃると思うで
詳しく話していきたいと思います。

タバコは認知症予防にならない?

すこし前までは確かにタバコは認知症に対して
プラスの効果があるといわれてきました。

なぜ良い効果があるのか?大きく2つの要因があるといわれています。

一つは統計の結果からです。

男性と女性の場合、男性の方が喫煙率が高く
おそらく周りの知り合いをみても、男の方がタバコを吸っている人が多いと思います。

しかし、認知症(アルツハイマー型認知症)の場合
男性よりも女性の方が多いという統計データがあります。

そのため、非喫煙者と比べ、喫煙者のほうが認知症になりにくい、という説がありました。

ちなみに認知症になってしまった人を調べた研究があり
いろいろとデータをとってみると
過去に習慣的にタバコを吸っていた人の方が
認知症になる人が少なかったというデータもあるようです。

ただ、これはあくまで統計、集計のデータで科学的な根拠がないので
断定はできませんよね。

2つ目の要因は、ニコチンによる作用です。

タバコを中毒化してしまう物質としてお馴染み(?)のニコチンですが
脳の認知機能に対して働きかけ、認知症予防になるという説がありました。

ただ、この2つの要因、2つのデータですが
どうやら本当にそうなの?
と医者、科学者の中でも疑問視する人も多いようです。

そのため、最近の研究だと、タバコは認知症に対して悪い影響を与える、というのが
定説になってきているようです。

タバコ自体は肺にも心臓にも悪影響を与えるという根拠はでていますし
脳卒中になるリスクもあるので
やはりタバコは吸わないほうがいいですね。

ちなみに脳卒中が原因で認知症になってしまうこともあり
脳血管型認知症というタイプもあるので
冷静に考えれば、デメリットの方が多いってわかりますよね。

もしあなたのご家族、友達、知り合いに

認知症の予防にタバコはいいんだぜ!

なんて言っている方がいたら、ぜひやめるように勧めましょうね!

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余談ですが
認知症の方をお世話する、介護するのもかなりつらいですが
喫煙が原因によって、呼吸機能が落ち、気道切開術をした方を介護するのも
かなりつらいです。

喋りたいし、話したいことがある
でも気道切開術をしたことによって上手く話せない、伝えられない

病院で勤めている私ですが
個人的には後者の患者さんと接するほうが
心が痛むことが多いです。

すこし話が脱線しましたね(汗)

百害あって一利なしと言われる喫煙、
もし吸っている方がいたら、この機会にやめてみてはどうでしょうか?



後日、追記

最近の研究で65歳以上の喫煙者と非喫煙者の認知機能を調べた研究があります。

喫煙者と非喫煙者を数年に渡って調査し
その結果、喫煙者の方が格段に認知機能は落ちていたようです。
(つまり認知症を発症した、あるいは認知症予備軍になった)

タバコがまた値上がりするなんて言われていますが
反面、18歳から喫煙可能になる可能性がある、というニュースもあります。

健康寿命を考慮しても、年齢に関わらず
喫煙の習慣は良くないですし、吸わないようにしたいですね。