認知症予防、健康維持のためになにかしていますか?
なにか運動習慣はありますか?
日常の中でなにか運動をしたり、体を使う
ことはありますか?

私は病院で勤めているのですが
これらの質問は私が患者さんによく質問です。

高齢者の方で健康維持のためになにか運動をされている方は多く
中にはジムに行っている人もいる程です。

健康寿命を延ばそう!という考え方が広まってきていますが
日常の中で体を動かしたり、運動習慣がある方は
やはり認知症になりにくい、というのが今の有力説です。

認知症に限らず、高血圧や糖尿病の進行を抑えたり
発症させないためになにか運動を行っている方もいますが
今回は手軽にできる散歩の話です。

散歩をやっている方は多いですが
手軽さ、敷居の低さ、継続しやすさ、という点から
散歩を続けている方も多いですね。

では、散歩はどのくらい認知症に効果があるのでしょうか?
また効果的な散歩の方法とはどんなものなのでしょうか?

今回はそんな話を紹介します。


散歩ってどのくらい効果があるの?

さて、以前、私は散歩より水泳のほうが有効、というような話をしました。

詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね。

▼散歩よりも水泳が効果があるってなんで?

散歩ももちろん有効ですが
水泳は転ばない上に、散歩よりも全身の筋肉を使うことができる
さらになにかあった場合、監視係、スタッフの人が近くにいるため対応してもらいやすい
という点で水泳の方が有効という話をしました。

もちろん水泳をおすすめしたいのは変わらないですが
散歩と比べるとプール場に行く、お金がかかる、近くに水泳できる場所がなかったらできない
というデメリットもあります。

そのため、散歩の方がしやすいですよね。

散歩は軽く汗がにじむ程度で30分~1時間前後を目安に行うのが良いと言われていますし
確かに散歩は認知症に対して効果があります。

ただ、普段の散歩に2つ、ちょっとしたことを加えるだけで
さらに認知症予防の効果を高めることができます。


頭を更に使いましょう!

1つ目は、散歩中にしりとり、あるいは引き算、足し算をすることです。

これは二重課題(dual tusk、デュアルタスク)と呼ばれる方法で
病院のリハビリで広く使われている方法です。

散歩中に足や体を動かすのはもちろんですが
さらにしりとりや引き算等で脳を刺激することで
効果を高めることができます。

一人でも行うことができますが
誰かと一緒に歩きながら、しりとり等を行ったほうがより効果的ですね。

2つ目は、散歩中の出来事を書き留めておくことです。

日記を書くことは認知症予防に有効な手段といわれ
散歩中にどんなことがあったのか、特別なにもなくても

歩いているときにこんな花が咲いていた
野良猫を見て可愛かった
気になるお店を見かけたから今度行って見たい

などなど、どんなことでも大丈夫です。

散歩中にあったこと、考えたこと、気持ちを書き留めておくことで
次の散歩のときに新しい発見があるかもしれませんし
これらの気持ち、考えを誰かに話すことでコミュニケーションが生まれます。

他の人と会話する、ということもやはり脳に刺激を与えるので
ぜひ初めてみてくださいね。

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余談ですが、以前、私の病院にカメラ好きの高齢者の方が入院していました。

退院後、なにか運動したい、とのことだったので
散歩をして、気になったものがあったら、カメラで写真に収めてみるのはどうか
という話をしました。

カメラが好き、写真が好き、あるいは絵を描くのが好きという方でしたら
散歩をより楽しめることができますし
健康維持のために散歩をするのではなく
趣味を楽しむために散歩することができるので
より継続することができると思います。

散歩を長続きさせるコツとしては
健康維持のためではなく、別の理由があって散歩する、というのがポイントですね。




さて、今回は認知症と散歩について紹介しました。

これから寒い時期になりますが
体調を崩さず運動をしましょう!

何事も無理はよくないですので
天気が悪い、体調があまり良くない、という時に
運動をしてもかえって悪化させてしまうこともあるので
たまには運動をしない!ということも大切ですね。