認知症の方をご家族でサポートされている方も多いと思いますが
その中でもおむつや、排泄といったことに悩まされている方も多いのが現実です。

排泄物、というのはやはり汚いですし、臭いもあります。

普通の方であれば特に問題なくトイレを行えますが
そうでない方であれば誰かのサポート、介護を必要としますし
家族で排泄物の処理、おむつ、パンツの交換をするというのは
身体もしんどいですが、精神的にもしんどいですよね。

さて、今回は認知症とおむつの話です。

認知症がすこし進んでしまうと無口になってしまったり
口数が減ってしまう方もいますが
反対に暴言、暴力を振るって、おむつ交換を拒否する方もいます。

認知症といっても、症状が様々ありますが
おむつ交換のたびに暴言を言われたり、暴力を振るわれると
サポートする側としてもしんどいですし、ストレスも溜まってしまいますよね。

拒否があっても簡単におむつ交換する方法はないのでしょうか?


簡単におむつ交換する方法はないの?

おむつ交換する時は、尿失禁、便失禁が起きてしまった場合が多いと思いますが
まずは便失禁、尿失禁する前におむつ交換をするで介助量を減らすことができます。

以前、失禁、トイレの失敗等に関して紹介した記事がありますので
まずはこちらを参考にしてくださいね。

▼便弄りってなぜするの?効果的な対策を紹介!

失禁、失便があるとどうしても介助量は上がります。
介助する側があまり負担にならないような介護の方法も大切になりますが
認知症が進行してしまい、ほとんど寝たきりのような生活になってしまうと
トイレの誘導なども難しくなってしまいます。

どうすればいいでしょうか?

①おむつではなく、リハビリパンツを使う

拒否がある方はおむつに抵抗がある方が多いです。

例えば、

今日からパンツではなくオムツをつけて生活してね。
トイレはなるべくいかないで、おしっこはこのオムツをつけて
ベッド上でしてね。

なんて言われたらどうでしょうか?
おそらく嫌だと感じますし、私だったら絶対嫌です。

おむつとリハビリパンツはそれぞれ役割が違いますし
着用者の身体能力、どれくらい動けるのか、生活範囲によって
使い方がわかります。

おむつ
・テープで止めるパンツ
・ほとんど寝たきりになってしまった人は使用するケースが多い
・パット併用し、介助者が交換しやすいようにテープで止める形になっている

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リハビリパンツ
・パンツ型、パットと併用しているケースも多い
・尿失禁をフォローする人向け
・トイレまでは行けるけど、排尿している感じがない
・トイレまでは行けないけど、排尿の感覚はある


すこし大雑把ですが、特徴、使用者に関してはこのような形になっています。

おむつは拒否があるけど
リハビリパンツならそんなに拒否はない
という方も中にはいるので、拒否があり、ある程度歩ける方であれば
リハビリパンツをまずはおすすめします。

定期的にパンツ内、パット内の失禁を確認したり
例え本人に尿意がなくてもトイレ誘導を促すことで
失禁等を減らすことができ
拒否を誘発するおむつ交換の回数を減らすことができます。

また”おむつ”というとどうしても抵抗があります。
おむつ=赤ちゃん、という連想もしますし
本人の気持ち、自尊心を傷つけてしまうことがあり
このことも拒否の要因だと言われています。

たとえおむつを使用する状況になっても
“おむつ”というワードを使わず
パンツという言葉でサポートしたほうが良いですね。

②無理に交換しない

ご家庭、あるいは施設でもやってしまうこともありますが
無理に交換する場面がよくあります。

認知症の方の部屋に入り
便、尿の臭いが充満し、明らかに失禁、失便しているので
交換しようと無理やり体位変換させて交換する

こんな経験、あなたはないでしょうか?

認知症の方も人ですから
本人の気持ちを確認せず、いきなり身体を触られたら嫌だと思いますし
パンツというデリケートな部分をいきなり脱がせられたりしたら嫌ですよね。

まずは”声かけ”を丁寧に行い、これからおむつを交換するという話をしましょう。

なぜおむつ交換をしなければいけないのか
という話をして、オムツ交換をするように心がけましょう。


それでも拒否がある時どうすればいい?

上記でおむつ交換時のポイントについて話しましたが
それでも拒否がある場合どうすればいいのでしょうか?

認知症のサポート、介護というのは人それぞれ違いますし
その人の性格、考え方を尊重した上で行う必要があるので
認知症全員に共通するコツというのはないです。

ただ拒否がある方に対して、私がよくある方法としては

徹底的にほめる、持ち上げる

という方法をとります。

例えば

このパンツ、〇〇さんに似合いそうだね!
今はいているパンツよりこっちのほうが可愛いですし似合いますよ!
こっちのパンツのほうが暖かいですよ!今のだと寒いですよねー

などなど、なるべく相手を気持ちを持ち上げ
おむつ交換することが多いです。

認知症の介護の現場では“これが正解”というものはないですから
できるだけ相手の気持ちを傷つけないように
穏やかに接し、時には対応の仕方を変えることも大切ですね。



さて、今回は認知症のおむつ交換について紹介しました。

拒否がある場合には中々大変なこともありますが
こうしたらスムーズにできるよ!
私だったらこうやってやります!
などなど意見がありましたら、ぜひコメントをくださいね。